検索の痕跡

2017/11/19

私は医療系のブログを書いている。そろそろ1ヶ月経つところだが、思ったよりもかなり読者が増えた。主に代替医療と医療のことを書いているが、ターゲットとしては高卒の一般人が読めるような文面にしてある。医学ネタは倫理的に難しい内容が多いが、中立の立場で、なおかつ自分の意見を交えるように意識している。代替医療も、医療も誤りがある。そこで働いているのは人間であるから、能力にはばらつきがあり、また考えも多様である。そこでいたずらに自分が盲信する意見を書いてしまっても、混乱を招くだけだろう。気をつかう内容である。

 

あるとき、サプリメントとガン治療について書いた記事があった。医学的には根拠の甘い療法ではあるが、推奨する医師は少なくない。なにしろ自費診療で高額請求できるのだから、商売としてはかなりオイシイものなのだ。しかし私はガン治療において代替医療は末期患者以外に用いるべきではないと思う。法的に、科学的に、色々考えて今の意見に至っている。

 

アクセス解析をしたら、ワード検索の痕跡があり、その言葉の羅列が明らかに現病のガン患者であった。ガン患者が私の文章を読んだ形跡があった。

ビタミン療法を推奨する医師がいるそうだ。そしてその根拠の曖昧さは、医学部で習うらしい。私は医学部に行ったことがないので、その真偽は不明だが、一部の医師は、ビタミン療法の根拠が曖昧であることをわかっていて高額請求しているらしい。インターネットの広告を見ても病院での実施があることから、その可能性は否定できない。

もし医師が、効かないかもしれないことをわかっていてビタミン療法を推奨しているとしたら、こんなに残念なことはない。残念だ。

私にはそんなことは出来ない。

患者はどんな気持ちであろう。藁をもすがる想いで医師に頼るのである。その医師が、もし・・・。

そしてこのワード検索をした患者であろう人物は、私の記事を読んでいた。ビタミン療法に疑問を持ち、調べているようであった。

この患者はビタミン療法を受けているのだろうか。

受ける前だろうか。

私の記事は、無かった方が良かったであろうか。

私には知るよしもないが、願わくば、この患者が助かって欲しい。

こうしてまだ日の光を浴びないブログが、私の意見が、世の中に出て行った時、その時、だれか救われる人がいるだろうか。或いは、不幸になる人がいるであろうか。

今の私には知るよしもない。